1954-06-03 第19回国会 衆議院 外務委員会 第57号
○下田政府委員 来年度のMSA援助は、ただいまアメリカ政府が、一九五五年度MSA法案といたしましてアメリカの議会に提出いたしておるようでございます。その法案をただいま取寄せておりますが、その全貌はまだつかんでおりません。
○下田政府委員 来年度のMSA援助は、ただいまアメリカ政府が、一九五五年度MSA法案といたしましてアメリカの議会に提出いたしておるようでございます。その法案をただいま取寄せておりますが、その全貌はまだつかんでおりません。
MSA法案がかかつておりました外務委員会で、私どもは連合審査の際に、相当外務省の経済局あたりに追究したのでありますが、至つてその価格が明瞭でない。国際小麦協定の価格に準ずる、こういうことを言いまして、一向これが明らかになつておりません。国際小麦協定価格は、御存じのように一ドル五十セントから二ドル五セント内外を上下し、相当幅があります。それに運賃は一体どういうふうになりますか。
先日、本法案のもととなつたいわゆるMSA法案が本議場において通過しましたときに、あの傍聴席で傍聴していた一人の国民が、そのあとで私に手紙をよこしました。この方の住所は豊島区西巣鴨、いわゆる巣鴨のプリズンの中からよこされた手紙です。この手紙の中に、この若い人はどういうことを言つているか。この若い人をかり立てて、戦争に追いやつた人々は、現在その若い人々を牢獄の中に閉じ込めているのです。
只今本会議が始りましたので、申合せの通りMSA法案と補正予算案が審議を終りましたならば、再びここで再開したいと思います。どうぞ御了承願います。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○土井委員 MSA法案の上程にあたりまして、主管大臣であるところの外務大臣は言うまでもありませんが、こういう重要な問題でございますので、当然総理の御出席を願わなければならないと思われるのでありますけれども、総理は目下神経痛で休んでおりますので、総理代理といたしまして、当然緒方副総理が出席さるべきではないかと思います。その間の事情はどういうふうになつておりますか。
話はちよつと違つて参りますが、現在MSA法案或いは自衛隊法案、この予算案と、まあいわゆる重要法案というものは山積しておるわけでございますが、これだけの重要な法律案がかかつている国会に総理が長期間に亘つて出席できないという、そのこと自体が本当に病気のためだとあらば、これは別の意味から重大な問題が起つて来ると思うのですよ。